西湘歯科医院

むし歯はどうしてできるの

---

日本人の約90％以上がむし歯にかかっています。

むし歯は誰でもかかっているために軽くみられがちですが、 一度むし歯になったら、そのままでは元には戻りません。
むし歯ができる原因を知り、予防をこころがけることが大切です。 あなたの少しの努力で、いつまでも健康な歯を守ることができます。
むし歯をつくる3条件、 むし歯は、歯の表面についた歯垢（プラーク）に、 むし歯をつくるミュータンス菌が住みつき、糖分を栄養にして酸を出します。
この酸は歯の表面の硬いエナメル質を溶かし、その部分に穴をあけます。 これがむし歯のはじまりです。

むし歯の3条件

・歯垢をつくりやすい糖分
・むし歯菌
・時間の経過
むし歯は予防が第一むし歯の原因はわかっていますから、 この3条件をクリアーすることがそのまま予防に つながります。 食事後3分のあいだに歯磨きを励行するのは、 時間の経過にポイントをあてた対策です。 そして歯垢は毎日の正しいブラッシングで取り除きます。

虫歯の進み方

むし歯の進行状態は4段階に分類されます。 みなさんも学校や歯科医院でC1、C3という言葉を聞いたことがあると思います。 あれが、むし歯の進行を表す表現です。

C1
エナメル質がおがかされ、 小さな黒ずんだ穴があきます。 自覚症状はなく、 専門家目じゃないと なかなか見つかりません。

---

C2
象牙質までむし歯は進行。 冷たいものがしみ、 痛みの自覚症状が出てきます。 さらに進むと熱いものが しみるようになります。

---

C3 歯髄（神経）まで進行。 炎症がおき、 激しい痛みにおそわれます。

---

C4 歯は根っこだけになってしまい、 歯髄は死んでしまいます。 痛みは感じなくなり、 歯根の先に膿がたまります。 治療は難しくなります。

---

「歯いろいろ豆知識」目次へ戻る